mixpanelの導入はどうやる?SDK・DWH・CDPを使ったトラッキング方法を解説!

mixpanelの導入はどうやる?SDK・DWH・CDPを使ったトラッキング方法を解説!

mixpanel導入にあたって必要なトラッキングのやり方について解説するよん。
Clock Icon2023.11.16

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ミックスパネラーの國崎です。
今回はmixpanelを導入するにあたり必須であるトラッキング(データの計測)の開発について解説します。

SDKを使ったトラッキング

まず紹介するのはSDKを使ったトラッキングについてです。
基本的にmixpanelを導入する際はこのSDKを活用するケースが一番多いです。

クライアントサイドとサーバーサイド

mixpanelのSDKにはクライアントサイドに組み込む方法サーバーサイドに組み込む方法の2パターンがあります。
図で表すとこんな感じ。
clientvsservermixpanel

クライアントサイドとサーバーサイドはそれぞれに長所と短所がありますので、以下にその内容をまとめます。

クライアントサイド サーバーサイド
長所 ・ユーザーの行動と状態を追跡しやすい
・匿名ユーザーの追跡が簡単
・広告ブロッカーの影響を受けにくい
・デバイス毎に導入する必要がない
短所 ・広告ブロッカーの影響を受けやすい
・デバイス毎に導入する手間がかかる
・古いバージョンのアプリのコードを維持できない
・サーバーに送信されないイベントを取得することができない
・匿名ユーザーを追跡するにはカスタムコードが必要

どちらのSDKも一長一短なところがありますが、mixpanelの公式ドキュメントではサーバーサイドが推奨されています。
理由としてはサーバーサイドが広告ブロッカーの影響を受けにくいのと、古いバージョンのアプリのコードフォローなどが必要ないためです。

ただ、広告ブロッカーの影響についてはプロキシを介せばクライアントサイドでも、影響力を少なくすることができる可能性があります。
以下ドキュメントのTracking Via Proxyをチェック。

SDKの開発に必要な技術

クライアントサイドのSDKを組み込むにはフロントエンドエンジニア、サーバーサイドのSDKを組み込むにはサーバーサイドエンジニアのスキルが必要になります。
またSDKが使用可能な言語は以下になりますので、いずれかの言語を扱える必要もあります。

クライアントサイド サーバーサイド
使用言語 Javascript
React Native
Android
Objective C
Swift
Flutter
Unity
Python
Node.js
PHP
Go
Java
Ruby

上記以外のやり方でGTMを使ったSDKの組み込み方法もあります。
こちらの詳しいやり方については以下の記事で紹介してます。

Googleタグ マネージャーを使ってMixpanelを初期導入してみる

データウェアハウス(DWH)を使ったトラッキング

次に紹介するのはデータウェアハウスを使ったトラッキングです。
ユースケースとしては、SDKの開発が難しいプラットフォームを使っているプロダクトだったり、データウェアハウスにしかないデータをmixpanelにトラッキングしたいなどの場合に活用されます。

mixpanelに連携できるデータウェアハウス

2023年11月時点で以下のデータウェアハウスがmixpanelと直接連携できることが確認できています。

  • BigQuery
  • Snowflake
  • Redshift
  • Databricks

注意点として連携する際は、以下2点を認識しておく必要があります。

  • 連携用のテーブルをデータウェアハウス側に用意しないといけない
  • 取り込む頻度はリアルタイムではない

ちなみにこの直接連携できる機能はWarehouse Eventsというもので、現時点では無料で活用できる機能になります。

mixpanelにデータウェアハウスを直接つなぐWarehouse Events機能の紹介

リバースETLを使って連携するやり方

データウェアハウスを使ったトラッキングについては他にもHightouchなどのリバースETLツールを活用したやり方があります。
こちらはリバースETLの料金が発生しますが、取り込む頻度についてはWarehouse Eventsよりも選択できるパターンが増えます。

実際にHightouchを使ってSnowflakeのデータをmixpanelに連携した検証記事もありますので、気になる方はこちらもご覧ください。

HightouchでDestinationにMixpanelを指定しイベントデータを同期してみた

CDPを使ったトラッキング

最後に紹介するのはCDPを使ったトラッキングです。
2023年11月時点でmixpanelに直接連携できるCDPはSegmentとRudderstackになります。

各CDPとの連携については以下で詳細を案内してます。

上記以外のCDPについてはAPIを使って連携するやり方になってきます。
このあたりは各製品によって仕様が変わってきますのでCDPからのトラッキングを考えている方は、お使いのCDPのサポートに確認してみるのが良いかと思います。

以上がmixpanelの導入にあたって行う各トラッキングについての解説になります。

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